第38回|来年の生活費を今年から準備する理由|相場と暮らしを切り離す

資産再登山記

■ちょっとだけ、お知らせ

今週から、

YouTubeチャンネル 「峠の与作」 を始めた。

BLOGで書いてきた、

60歳からの資産再登山や、

スイング・インデックス・高配当株について、

今度は動画でも話していこうと思っている。

毎週木曜日20時公開。

第1回も公開したので、

興味があれば覗いてもらえるとうれしい。

👉 YouTube「峠の与作」第1回はこちらhttps://youtu.be/5UOrNzHSSzM

前回は、

年間約80万円の配当金について書いた。

配当金が入ったからといって、

「さて、何に使おうか」

とは考えない。

使いたいものがあれば使う。

だが、

金が入ったという理由だけで、

わざわざ使い道を探すことはしない。

そんな話だった。

その中で、

少しだけ触れたことがある。

今年使う生活費は、昨年のうちに確保してある。

そして、

来年使う生活費についても、

今年のうちから準備している。

では、

なぜそんなことをしているのか。

別に、

来年お金が入ってこないと思っているわけではない。

理由はもっと単純だ。

生活するためのお金と、相場で動かすお金を切り離しておきたいからだ。

今回は、

ワシが来年の生活費をなぜ今年から準備しているのか。

投資の話とは少し離れるようで、

実はワシの投資にも大きく関係している、

そんな話を書いてみたい。


■この記事でわかること

・なぜ来年の生活費を今年から準備するのか

・生活費を相場と切り離す理由

・年金とスイング利益をどう考えているのか

・なぜ「今月勝たなければ」と思わなくて済むのか

・生活防衛資金が投資判断に与える影響


■結論

👉 今年使う生活費は、前年のうちに確保しておく

👉 来年分も、今年から毎月一定額を準備する

👉 年金とスイング利益の一部を、その原資にする

👉 相場が悪い月があっても、その月の生活費を稼ぐ必要はない

👉 暮らしを相場から切り離すことが、投資でも焦らないための土台になる

ワシにとって、

生活費を先に確保することは、

単なる家計管理ではない。

相場に答えを急かされないための仕組み

でもある。


■今年の生活費は、もう今年稼がなくていい

ワシは、

今年使う生活費を、

前年のうちに確保している。

ここが、

ワシの家計管理の一つの基本になっている。

つまり、

2026年に生活するためのお金を、

2026年の相場で稼がなければならない、

とは考えていない。

今年の生活費は、

すでにある。

だから、

今月のスイングで利益が出なかったからといって、

来月の生活費に困るわけではない。

相場が悪ければ、

何もしなくてもいい。

これは、

投資をするうえで、

かなり大きいと思っている。


■来年の生活費は、今年から準備する

では、

来年の生活費はどうするのか。

これも、

来年になってから考えるわけではない。

今年のうちから、

毎月一定額を積み立てていく。

原資になるのは、

年金とスイングトレードの利益の一部。

ここで大事なのは、

スイングで儲かった金を、

全部生活費へ回すわけではないということだ。

たとえば、

ある月に大きな利益が出たとしても、

その分だけ生活を派手にするわけではない。

反対に、

利益がほとんど出ない月があったとしても、

「生活費を作らなければ」

と無理に売買する必要もない。

来年の生活費として準備する金額は、

毎月一定額。

相場の成績に合わせて、

生活まで膨らませたり縮ませたりしない。


■相場は、毎月給料をくれる会社ではない

会社員だった頃なら、

毎月決まった日に給料が入ってきた。

だが、

相場はそんな約束をしてくれない。

今月20万円取れたから、

来月も20万円取れる。

そんな保証はどこにもない。

50万円取れる月もあれば、

ほとんど動かない月もある。

含み損を抱えたまま、

待つ月だってある。

それが相場である。

なのに、

毎月の生活費を相場に頼ってしまえば、

どうなるか。

「今月はあと20万円必要だ」

「今月中に利益を出さなければ」

そんな事情が、

売買判断に入り込んでくる。

ワシは、

これが怖い。


■生活費が必要だから買う、は絶対にやりたくない

本来、

株を買う理由は、

その銘柄に期待値があるからである。

株価が下がり、

自分が待っていた水準まで来た。

この価格なら、

リスクを取ってもいい。

そう思ったから入る。

ところが、

そこへ、

「今月あといくら必要だ」

という自分の事情が入ったらどうなるか。

本当なら見送る場面でも、

何か買いたくなる。

本当なら待つべき場面でも、

早く利益を確定したくなる。

含み損になれば、

必要以上に焦る。

相場には、

ワシの生活費など関係ない。

それなのに、

こちらの都合を相場へ持ち込めば、

判断がおかしくなる。

だから、

生活費が必要だからトレードする

という状態だけは、

作りたくないのである。


■利益が出ても、生活は急に変えない

これは、

前回の配当金の話ともつながっている。

配当が80万円入った。

だから何か買おう。

とは考えない。

スイングで大きく利益が出た。

だから今月は豪華に暮らそう。

とも考えない。

投資の利益と、

日々の生活レベルを、

直接つなげない。

利益が大きかったから、

生活費を大きくする。

利益が少なかったから、

生活を急に切り詰める。

そんな暮らしでは、

相場に生活そのものを握られてしまう。

ワシは、

それをしたくない。


■生活費を確保することは、投資のリスク管理でもある

一見すると、

これは家計管理の話である。

だが、

ワシは投資のリスク管理でもあると思っている。

以前、

信用余力について書いた。

ワシは、

信用余力を100%前後に保つことを、

一つの自主ルールにしている。

余力がなくなれば、

待ちたくても待てなくなるからだ。

生活費も同じである。

明日の生活に必要な金まで、

相場の中に入れていたら、

待ちたくても待てなくなる。

株価が戻るまで待つという選択肢を、

自分から失ってしまう。

信用余力を残す。

生活の余力も残す。

形は違っても、

考え方は同じなのかもしれない。


■「勝たなければならない」を作らない

第34回で、

ワシは、

「勝たなければならないトレードをしなくていい」

という話を書いた。

今回の家計管理も、

結局そこにつながる。

今年の生活費は、

もう確保してある。

来年分も、

今年から準備している。

だから、

今日のトレードで、

明日の飯代を稼ぐ必要はない。

チャンスがなければ、

何もしなくていい。

相場が荒れているなら、

待てばいい。

期待値が崩れたなら、

撤退すればいい。

自分の生活事情を理由に、

無理に答えを出す必要がない。

ワシにとって、

これは大きい。


■金があることより、「急がなくていい」こと

前回、

配当金について、

使わなくても、

「必要ならいつでも使える」

という余力が、

心のゆとりになると書いた。

生活費も似ている。

大切なのは、

口座にいくらあるかという数字だけではない。

明日の生活のために、今日焦らなくていい。

その状態を作れていることが大きい。

相場が下がっても、

生活費のために売る必要はない。

チャンスがなくても、

生活費のために買う必要はない。

相場がこちらの都合に合わせてくれないのなら、

こちらが、

相場に都合を押し付けなくて済む状態を作っておけばいい。

そのために、

ワシは生活のお金を、

先に準備している。


👉まとめ

ワシが、

来年の生活費を今年から準備する理由。

それは、

単に、

「早めに貯めておけば安心だから」

という話だけではない。

今年使う金は、

前年のうちに確保する。

来年使う金は、

今年から毎月一定額を準備する。

年金と、

スイングトレードの利益の一部を使いながら、

生活のお金を、

相場から少しずつ切り離していく。

そうしておけば、

相場が悪い時に、

無理に勝とうとしなくて済む。

今月勝たなくてもいい。

今日売らなくてもいい。

チャンスがなければ、何もしなくてもいい。

これは、

投資手法でも、

銘柄分析でもない。

だが、

ワシが焦らず投資を続けるためには、

かなり重要な土台になっている。

相場で勝つ方法を考える前に、

相場で勝たなければ生活できない状態を作らない。

ワシにとって、

生活費を前年から準備する一番の理由は、

そこにある。


■次回予告

今回は、

来年の生活費を今年から準備する理由について書いた。

生活費を先に確保しておけば、

相場が悪い時に、

無理に利益を出そうとしなくて済む。

では、

生活費以外も含めて、

なぜワシは約600万円を現金で残しているのか。

株や投資信託へ回せば、

もっと増える可能性がある。

それでも、

すべてを投資に回そうとは思わない。

現金には、

利益を生まない代わりに、

ワシの暮らしと投資判断を守る役割があるからだ。

次回は、

第39回|現金600万円は多すぎるのか|投資しない金にも役割がある

生活に使う金。

急な出来事に備える金。

そして、

投資の機会を待つための金。

ワシが現金を残している理由について、

改めて書いてみたい。

■関連記事

第37回|配当年80万円をどうする?|“使い道を探さない”という選択
第34回|含み損100万円でも焦らない理由|“勝たねば”をなくした与作流
第28回|信用余力・追証・損切り|60代与作流のリスク管理術

👉 あわせて読みたい:第39回|なぜ現金をすべて投資に回さないのか|投資しない金にも役割がある

コメント

タイトルとURLをコピーしました