勝とうとするほど負ける理由

もう二度と同じ悪夢は見たくなかった

ワシが二度と繰り返したくないと思ったのは、
投資資金の損失だけではない。
空売りで、
目先の利益を狙った結果、
精神的に追い込まれたあの時間そのものや。
株の利益の王道は、
安く買って高く売ることやと思っている。
安く買えていれば、
すぐに上がらなくても、
持ち続けること自体はそれほど苦にならない。
だが空売りは違う。
「買いは家まで、売りは命まで」
この格言の意味を、
ワシは身をもって思い知った。
想定と逆に動いた時の恐怖は、
買って下がった時の比ではない。
空売りで見た“本当の恐怖”
ワシは、
相場が反転する明確な確証も、
再現性のある根拠もないまま、
目先の欲だけで空売りに手を出していた。
夜になっても気持ちは休まらない。
チャートを閉じても、
頭の中では最悪のシミュレーションが繰り返される。
それは分析ではない。
「頼むから思った通りに動いてくれ」
ただの神頼みや。
この不安と恐怖に支配された時間こそが、
ワシにとっての本当の悪夢だった。
👉「もう二度と同じ悪夢は見たくなかった」
高すぎた授業料
だが、
起きてしまったことは変えられない。
ならばこの失敗を、
教訓として刻み込むしかない。
今振り返ると、
ワシは明らかに焦っていた。
残された時間は多くない。
早く資産を築かなければならない。
その焦りが、
本来選ぶべきではない選択へと
ワシを追い込んでいた。
致命傷の一歩手前で、
ようやくその危険さに気づいた。
だがその代償は、
あまりにも大きかった。
「やめること」を先に決めた

👉「だが、それでも市場は容赦なく動く」
気持ちを切り替えた。
転んでも、ただでは起きない。
絶対にあきらめない。
だがここで、
ワシは一つ大きな勘違いに気づいた。
「勝とう」としている限り、
また同じことを繰り返す。
そう思った。
だからまず、
やめることを決めた。
空売りを、やめた
理由は単純や。
空売りは、
投資ではなく
「下がることを祈る」行為になっていた。
それは投資ではない。
ギャンブルや。
だから、やめた。
テンバガー狙いを、やめた
一攫千金を狙う気持ちは、
常にあった。
だがそれは、
狩猟のような思考や。
再現性がない。
運に依存する。
それでは、
また同じことを繰り返す。
だからやめた。
情報を集めすぎることを、やめた
以前のワシは、
情報を集めることが正義だと思っていた。
YouTube、ニュース、指標。
だが実際は違った。
情報が多いほど、
判断はブレる。
必要なのは、
必要な情報だけや。
それ以外は、
ただのノイズだと気づいた。
「今月いくら勝つか」を捨てた

👉「そうした瞬間、初めて楽になった」
ここが一番大きかった。
短期の利益を追うと、
無駄なトレードが増える。
ポジポジ病になる。
だが、
負けないことを優先すれば、
ノートレでも問題ない。
待つのも相場や。
そう思えるようになってから、
ワシの投資は変わった。
勝とうとするほど負ける理由
ここでようやく気づいた。
勝とうとするほど、
余計なことをする。
無理にチャンスを探す。
本来やるべきでないトレードをする。
その結果、
負ける。
逆に、
負けないことを優先すると、
余計なことをしなくなる。
結果として、
勝率は上がる。
皮肉な話やが、
それが現実やった。
次回予告
こうしてワシは、
「儲ける」よりも
「負けないこと」を最優先にした。
次回は、
この考え方をもとにした
ワシの投資の全体像、
三本柱について整理して書こうと思う。
知識過多で苦しくなった話は前の記事をご覧ください。
👉第3回投資の勉強が裏目に出る理由|知識過多で負け続けた実体験
たどり着いた答えが「三本柱」の投資構成です。全体像は次の記事で解説しています。


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