資産が減った本当の原因は何か
60歳を過ぎて、
ワシは自分の資産を見つめ直すことになりました。
正直に言うと、あの頃のワシはかなり浮かれていた。
空売りがうまくハマり、含み益が増えていく。
「これはいける」と、どこかで思っていた。
だが、相場はそんなに甘くなかった。
ある日を境に、流れが変わった。
含み益だったはずの数字が、じわじわと削られていく。
「まだ戻る」
「ここは耐えるところだ」
そう自分に言い聞かせながら、
何もできずに画面を見続けていた。
気づけば、含み益は消え、
そして損失へと変わっていた。

一時は「小金持ち」と呼ばれる層に、
あと一歩まで近づきながら、
判断を誤り、焦り、そして滑落した。
このブログは、
その失敗と迷いの記録や。
第1回は、
ワシがなぜ資産3合目まで滑り落ちたのか、
その入口の話から始める。
資産は順調だったはずだった
定年を迎えた当時、
ワシは自分では資産形成は順調だと思っていた。
数字だけを見れば、
世間的には「問題ない」水準だったはずや。
それでも、
心の中は落ち着いていなかった。
この先、本当に老後は大丈夫なのか。
何か見落としているのではないか。
そんな不安が、
いつも頭のどこかにあった。
判断を狂わせた「過信」と「焦り」
定年後、時間は一気に増えた。
同時に、
「今からでも何とかしなければ」
という思いが強くなっていった。
投資の本を読み、
YouTubeを見て、
毎日チャートを眺めるようになった。
勉強しているつもりだったが、
今思えばそれは、
焦りを正当化する作業だったのかもしれない。
知識が増えるほどに、
自分は正しいと思い込むようになっていた。
それが、
すでに危険な状態だった。
滑落は一瞬だった
そんな中で手を出したのが、
株の空売りだった。
下がる銘柄を当てられれば、
上昇相場でなくても利益が出る。
当時のワシは、
それを「黄金ルールの大発見」だと思っていた。
だが、
一度歯車が狂うと、
取り返しがつかない世界でもあった。
結果として、
ワシの資産は6合目から一気に3合目まで滑落した。

相場が荒れていたのではない。
あなたも、似たような経験はないだろうか。
最初はうまくいっていたのに、
気づいたら流れが変わっている。
それでも「まだ大丈夫」と思ってしまう。
そして気づいた時には、
取り返しのつかないところまで来ている。
相場というのは、そういうものや。
荒れていたのは、自分の感情だった。
このとき、ワシはようやく気づいた。
相場で一番怖いのは、
損失そのものではない。
自分の判断を正しいと思い込み、
修正できなくなることや。
一度崩れた判断は、
思っている以上に立て直すのが難しい。
そしてその間にも、
資産は静かに削られていく。
ワシは、
まさにその状態だった。
あのときのワシは、
相場と戦っているつもりだった。
だが実際に戦っていたのは、
自分の中にある「恐怖」と「欲」だったのかもしれない。
冷静に判断しているつもりでも、
すでに感情に支配されていた。
それに気づけなかったことが、
今回の滑落の本当の原因だった。
👉 このブログで伝えたいこと
このブログでは、
ワシが歩いてきた投資とお金の道のりを、
そのまま書いていく。
うまくいった話よりも、
失敗した話のほうが多いかもしれない。
それでも、
同じように
「今さら遅いのではないか」
と感じている人がいたら、
「そんなことはない」と伝えたい。
そう思って、
このブログを始めた。
👉まとめ
今回の話をまとめると、こういうことや。
・うまくいっている時ほど、判断は甘くなる
・流れが変わったときに止まれないのが一番危険
・損失よりも怖いのは、判断力の崩壊
ワシはここで、
一度大きく滑落した。
だが、この経験があったからこそ、
今の投資スタイルにたどり着いたとも言える。
では、なぜワシの判断はここまで狂っていったのか。
次回は、
その「本当に怖かったもの」について、
もう少し踏み込んで話してみたい。
判断力が崩れていった話は次の記事に続きます。
👉第2回投資で判断力が崩れる瞬間|空売り失敗が教えた自信喪失
60代でも投資を続けている理由は別の記事で語っています。

コメント