第11回|私のスイングトレードは、こうやって組み立てている

資産再登山記

■この記事でわかること
・スイングトレードの考え方の本質
・与作が実践している具体的な売買ルール
・感情に振り回されないための仕組み

――――――――――

■結論
👉スイングは「事前に決めたシナリオ」で戦う
👉値動きに反応する投資では、勝てない


スイングトレードの具体的なやり方(6ステップ)

スイングトレードはトレーダーによって、
銘柄選定、買い方、売り方は千差万別ですが、
私自身に関しては最も意識しているのは、ストーリーや。

ここで言うストーリーとは、
企業の成長物語や業績シナリオではなく、

「どんな値動きになったら、どう対応するか」
を事前に決めた行動ルールのこと。

デイトレのように値動きに反応するのではなく、
「どういう前提で、どういう値動きをしたら、どう対応するか」を
あらかじめ決めておく。

今回は、
私が実際に行っているスイングトレードのストーリーを、
できるだけ具体的に書いてみる。

デイトレとスイングは、思考回路がまったく違う

見ているのは同じチャートでも、考えていることは全く違う。

デイトレードとスイングトレードは、
同じ「株式売買」でも、考え方はまったく別物だと感じている。

ラケットを使うスポーツに例えるなら、

・デイトレは卓球
・スイングはテニス

くらい全く違う競技だと思う。

デイトレは反射神経と瞬間判断の連続で、
勝っても一回の利益は小さく、
損切りも細かく、回数で積み上げていく。

一方でスイングは、
時間軸を数日〜数週間取り、
「しっかりと収益を確保する」ことを狙いポジションを持つ。

この時間軸とトレード思考が変わったことが、
ワシにとってもっとも大きな転換点だった。


最初の500株は打診買い 。あくまで“エントリー”の一手

ワシのスイングトレードは、
最初から大きく張ることはしない。

まずは、

・割安だと感じた価格で
・500株だけ買う

これが基本。

この500株は、
「勝負手」ではなく、
あくまでエントリーの一手。

買った直後に上がらなくても問題ない。
むしろ、すぐに反発しないのは想定内。

逆に振れたときに、
どう対応できるかのほうがよっぽど重要だと考えている。


地獄の無限ナンピンと「買い増し」は全く違う

以前は、
10円下がるたびにナンピンをするような買い方をしていた。

これは結果的に、

・平均単価は下がらない
・信用余力だけが削られる

という、典型的な悪手だった。

今は思考回路が全く変わっている。

・30〜50円下がったところで
・明確に「段階」を区切って買い増す

平均単価を下げる意味がある場合だけ買い増す。

下がったから買うのではなく、
下がった結果、期待値が改善したかを見る。

ここを曖昧にすると、
無限ナンピンと何も変わらなくなる。

駒がそろってからが、本当の勝負

勝負は、入る前にほぼ決まっている。

最初の500株は様子見。

そこから状況に応じて、必要なら買い増し、
割安ポジションを形成する。

値動きが不透明なら、
その時はジタバタせずにホールド。

持ち株の上限は信用余力と相談して判断する。

こうして割安ポジションが確保できたら、
そこから初めて「どう勝つか」を考える。

ここからがワシの出口戦略だ。


利確は3段階。期待値で分けて考える

利確は一発勝負はしない。

例えば平均単価が2000円なら、

・最低期待値:2200円
・第二期待値:2350円
・最大期待値:2500円

このように、
期待値を3段階に分けて考える。

まずは利益の薄い玉から順に1/3ずつ利確していく。

最後の1/3は、
さらに上がりそうに思えたら無理に売り切らず、
ガチホして現引きするかどうかを考えればよい。


張り付かないために、逆指値を使う

スイングにしてから、
一日中チャートを見ることはほとんどなくなった。

その代わりに、

・逆指値
・成り行き

で売り注文を出す。

「利確はこのあたり」という緩いターゲットで、
気楽に利確(手仕舞い)を行う。

相場に張り付き、必死に利確を目指すデイトレの手法とは、
全く異なる出口戦略に行きついた。


失敗はつきもの。だから常に「二の手」を決めている

スイングトレードでも失敗はたまにする。

想定と違う動きをしたときに、

・3000株以上は増やさない
・高値玉から一部損切り
・底値付近で買い直し

こうした「二の手」を、
事前に決めておく。

別に何が何でも取り返そうとは考えない。
サンクコストは切る。損切り上等。

ひたすらこのルールを守るだけ。


👉次回予告

なぜ私は、資産7合目からの再登山を発信するのか

「投資は技術ではない」
そう考えるに至った理由を書く。

👉需給の壁については次の記事で詳しく解説しています。

▶第13回株で勝てない原因は需給だった|上がらない銘柄の共通点

👉期待値を使った判断方法については次の記事で解説しています。

▶第14回株価は読めない|勝ち続ける人が使う期待値という考え方

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