第20回|家計設計の全体像

資産再登山記

― 遅咲き投資家の、お金の使い方 ―

定年を迎えてから、
ワシが強く意識するようになったことがある。

それは、

👉「いくら持っているか」ではなく
👉「どう使うか」

という視点だった。


資産を増やすことは大切だ。

だがシニア世代にとって本当に重要なのは、
増やす技術だけではない。

👉心穏やかに暮らせる設計

こちらの方が、
実はずっと大事なのではないか。

そう考えるようになった。


■この記事でわかること

・シニア世代の家計設計で本当に大切な考え方
・「節約」と「設計」の違い
・生活防衛費をどう考えているか
・配当金を“自由資金”として扱う理由


■結論

👉 家計管理とは、我慢することではない。
👉 「安心して暮らせる仕組み」を先に作ることだ。

■家計は「節約」ではなく「設計」

ワシは、
ケチケチした生活をしたいわけではない。

外食もする。
旅行にも行く。
趣味にも多くのお金を使う。

だが、
無駄だと感じるものには一切使わない。


例えば、

👉使っていないサブスク
👉見直していない保険
👉惰性で払い続けているサービス

こういうものは徹底的に整理する。


逆に、

👉本当に価値を感じるもの

には、気持ちよくお金を使う。


家計管理というと、
「我慢」「節約」というイメージが強い。

だがワシは、
そうは思っていない。


👉削るところは徹底的に削る
👉使うところは気にせず使う


そのメリハリを決めること。

それが、
家計設計の本質だと思っている。


■今年使うお金は、昨年用意しておいた

一年を通して、
必要なお金は必ず発生する。


👉税金
👉車検
👉旅行
👉誕生日
👉年末年始


こうした支出を、
ワシは年間ベースで先に把握している。

月々の生活費とは、
完全に別管理だ。


そして、
基本の考え方はシンプルだ。


👉「今年使うお金を、今年稼ぐ」

この発想は捨てた。


今年の生活費は、
すでに昨年までに準備してある。


年金収入や、
スイングトレードからの定額出金は、

👉次年度の生活費

として別口座へ移して溜めていく。


ワシはこれを、

👉「生活防衛費」

と呼んでいる。


■生活費を分けるだけで、心はかなり変わる

以前は、

👉今月どうなる
👉今年足りるか

そういう心配が心のどこかにあった。


だが、

👉今年使うお金
👉来年使うお金

これを完全に分けるようになってから、
気持ちはかなり落ち着いた。


相場が大荒れしても、
毎日の値動きに振り回されにくくなる。


「すぐに困ることは全くない」

そう思えるだけで、
人間の心は大きく変わる。


■配当金は、どこにも組み込まない

さらに、
ワシにはもう一つ決めているルールがある。


👉配当金は、“生活費“としては使わない


来年に向けた“生活防衛費“にも含めない。

完全に別管理。


これは、
いわば

👉「心の余白資金」

のようなものだ。


最初から使い道を決めない。

何かの備えの“特別費“にも組み込まない。


なぜなら、

👉予定に組み込んだ瞬間、
それは“拘束された”お金に変わる

からだ。


自由に使える。
いや、無理に使わなくてもいい。

その状態を作り出すだけで、
心に“何にも動じない”余裕が生まれる。


これは、
単なる金額以上の効果があった。


■お金を「増やす」だけでは足りない

三本柱で資産を育てる。

これはもちろん大切だ。


だが、
それと同じくらい大事なのは、

👉どう上手にお金を使うか
👉どう心を崩されずに暮らしていくか

だと思っている。


増やすことばかり考えていると、
人はずっと不安から抜け出せない。


だからこそ、

👉崩れない設計
👉慌てない仕組み

これを先に作る。


ワシは、
それがシニア世代の家計管理には必要だと思っている。


■山小屋の灯りのように

派手さはいらない。

無理もいらない。


一年を見渡しながら、
静かに家計を整えていく。


必要なところには使う。
不要なものは削る。


そして、
来年の暮らしを、
今年のうちに静かに準備しておく。


山小屋の灯りのように、
穏やかに続いていく家計。

それが、
今のワシの家計設計の全体像だ。


👉まとめ

▶家計管理は「我慢」ではなく「設計」
▶使うところと削るところを分ける
▶今年使うお金は、昨年までに準備しておく
▶生活費と生活防衛費は分離する
▶配当金は“心の余白資金”として扱う
▶大切なのは「崩れない暮らし」を作ること


■次回予告

次回は、

👉「固定費との向き合い方」

について書いてみたい。

保険、通信費、サブスク。

小さな固定費でも、
積み重なると家計に大きく影響する。

ワシが実際に見直してきた考え方を、
整理してみようと思う。

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