第13回 需給の壁だけは無視できない

資産再登山記

先が見えないときほど、判断を誤る。

■この記事でわかること

・株価を動かす「需給」の正体
・テクニカルだけでは勝てない理由
・個人投資家が意識すべき“見えない壁”

ーーーーー

■結論

👉株価は理屈より「需給」で動く
👉この壁を無視した時点で、負けが決まる

株価はなぜ需給で動くのか

テクニカルも大事です。
ファンダメンタルズももちろん見ます。

ですが――

それらが完璧でも、
私は“絶対に入らないケース”があります。

それが「需給」です。

【見出し】信用残は「未来の売り圧力」である

日本株のスイングトレードでは、
信用買い残・信用売り残の確認は欠かせません。

特に信用買い残は、

将来の売り圧力

につながるものだと考えています。

なぜなら、
信用取引には「6ヶ月」という返済期限があるからです。

つまり――

信用買い残が多いということは、

半年以内に決済しなければならない買い玉が、
市場に溜まっている状態

という意味になります。

信用買い残が多い銘柄が上値の重い理由

溜まったものは、必ずどこかで放出される。

信用買い残が多い銘柄には、
次のような構造があります。

・高値掴みした投資家が多い
・含み損の“しこり玉”が溜まっている
・上昇すると「やれやれ売り」が出る

つまり、

上がったら売りたい人が、
大量に控えている状態です。

そのため、

・好材料が出ても上値が重い
・材料出尽くしで逆に売られることも多い
・決算またぎトレードは特に危険

という状況になりやすい。

私はこれを、
“需給の壁”と呼んでいます。

どれだけ割安に見えても、
この壁の前では株価は跳ね返されるのです。

急落時は「パニック売り」の燃料になる

さらに怖いのは急落時です。

信用買いが多い銘柄は、
株価が急落すると――

・追証回避の強制決済
・恐怖心からの投げ売り
・さらなる連鎖的な下落

が起こりやすい。

需給が重たい銘柄は、
必然的に下落スピードが速くなります。

空売り急増銘柄は“狙い目”になる

逆に、信用売り残が急増している銘柄。

これは別の意味で注目します。

株価が上昇し始めると、

・空売り勢の損失拡大
・買い戻し《ショートカバー)

が起こりやすい。

いわゆる“踏み上げ相場”です。

私はこうした銘柄を、
「チャンス銘柄」としてチェック対象に加えます。

ただし――

踏み上げ狙いは決して追いかけない。
きっかけが出てから乗る。

これが鉄則です。

私が避ける“重い需給”の目安

私なりの判断基準があります。

・出来高に対して信用買い残が3倍以上
・信用倍率が3倍超
・信用倍率が悪化傾向にある

このような銘柄は、
どんなに割安に感じても深追いしません。

特に、

出来高に対して買い残が多すぎる銘柄

これは明確な危険信号です。

どんなにチャートが良くても、
私は手を出しません。

需給を無視すると、苦しくなる

需給が悪い銘柄を買ってしまうと、

・同業種の中で上がらない
・上がってもすぐ戻り売りに押される
・一度崩れると急落しやすい

という「苦しい展開」になります。

これは、
私自身が何度も経験してきました。

だから今は――

需給が正常な銘柄以外は、エントリーしない。

これを徹底しています。

👉まとめ

需給は、目に見えない。

だが、確実に存在する。

テクニカルでもない。
ファンダメンタルズでもない。

それでも、値動きを決めているもの。

それが「需給」だ。

だから私は、
まず需給を見る。

それが、
スイングトレードで勝ち続けるための前提条件だ。

👉次回予告

株価は、予測できない。

では、どうやって判断するのか。

私は、
「期待値」で考える。

感情ではなく、確率で動くための
一つの答えを書きます。

👉三本柱の全体像はこちら
投資の現在形はシンプルだった|三本柱で迷いが消えた理由 | 峠の与作|資産を積み上げる再登山記

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