もう二度と同じ悪夢は見たくなかった
私が二度と繰り返したくないと思ったのは、
投資資金の損失だけではありません。
空売りで、
簡単に目先のもうけを狙った結果、愕然とした
悪夢のような時間そのものです。
株の利益の王道は、
安く買って、高く売ることだと思っています。
安く買えていれば、
すぐに上がらなくても、
持ち続けること自体はそれほど苦になりません。
しかし空売りは違いました。
「買いは家まで、売りは命まで」
という格言がある通り、
想定と逆に動いた時の恐怖は、
買って下がった時の気分とは比べものにならない。
私は、
相場が反転する明確な確証も、
再現性のある根拠もないまま、
目先の欲だけで空売りに手を出していました。
夜になっても気持ちは休まらず、
チャートを閉じても、
頭の中では最悪のシミュレーションが浮かんでくる。
それは冷静な分析などではなく、
「頼むから期待している通りに動いてくれ」と
神頼みしている状態でした。
この不安と恐怖に支配された時間こそが、
私にとっての悪夢でした。
もし、
再現性のある予測を立てた上で売買し、
期待通りに動かず損切りになったとしても、
それはよくある失敗の一つです。
勝率を上げていけばいい。
損小利大を目指せばいい。
しかし、
根拠の薄い期待を抱えたまま
危険なポジションに身を置くことだけは、
もう二度としたくない。
私は心底そう思いました。
高すぎた授業料
しかし、いまさら悔やんでも仕方ありません。
起きてしまったことは、もう元には戻せない。
ならば、この失敗の黒歴史を
“教訓”として刻み込むしかない。
たぶん、私は焦っていたのだと思います。
もう残された時間の猶予もない。
早く資産を築かなければならない。
そんな焦りが、
私を本来選ぶべきではない、安易な空売りへと向かわせました。
致命傷の一歩手前で、
私はその危険さに気づきました。
その代償として、
あまりにも高すぎる授業料を払うことになりましたが。
ただ、
この失敗から抜け出すのに、
長い時間はかかりませんでした。
気持ちを切り替え、今日から再スタート という気持ちになりました。
転んでも、ただでは起きない。絶対にあきらめない。
次は、倍返しです。
何を“やめる”かを先に決めた
株式投資の世界は情報が氾濫しています。
どのセクターの銘柄が上がるか?
いつ大暴落が起こりそうか?
私は今まで、YouTubeなどで様々な情報に接してきました。
とりあえず多くの情報を集めたほうがいい・・。
そう信じていました。
某投資系ユーチューバーのメンバーシップに入ったこともあります。
でも結局、それらすべてが雑音だと気づきました。
だからまず、何をやらないか・・・を決めました。
空売りを、やめた
理由は単純です。
空売りは、投資ではなく、
「下がることを祈る」神頼み。
つまりギャンブルです。
だから、やめました。
テンバガー狙いを、やめた
一攫千金のお宝株を探したい気持ちは、
いつも、ありました。
でも、
そんな狩猟思考そのものが、
ギャンブル思考だと気づいたのです。
だからこれからは再現性を目指そう。もう二度とホームランなんか狙わない。
幅広く情報を集めることを、やめた
以前の私は、
いつも情報収集に余念がありませんでした。
YouTube、投資情報、様々な経済指標。
多くの情報を集めることで、
自分の投資スキルが高まっていく気がしていました。
でも実際は真逆でした。
情報は必要な時に必要な情報だけ。
それ以外は自分を迷わす雑音でしかない。
私は意図的にデジタルデトックスをしました。
今月はいくら勝とう・・を捨てた
ここが、一番大きかったかもしれません。
短期的な利益を目的にすると、
どうしても余計なことを考えてしまう。
やらなくてよいトレードをやってしまう。つまりポジポジ病。
でも、
負けないことが最優先なら、ノートレでも全然かまわない。
期待値と再現性のないことはやらない。
待つのも相場。
そう感じられるようになってから、
勝率も上がり投資は楽しいものになりました。
次回予告へのつなぎ
こうして私は、早く、多く
「儲ける」よりも
「負けないこと」を最優先にしました。
次回は、
こうした考え方を踏まえたうえで、
現在の投資の全体像を、
できるだけ整理して書こうと思います。

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